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2012年1月16日 (月)

音大受験生へ その1

入試に向け、受験生は本番を間近に落ち着かない日々を送っていることと思います。

受験は人生のビックイヴェントですから、悩んだり落ち込んだりは誰にでもあることです。不安・緊張・期待がないまぜになって襲ってくる時期をどう乗り切ったらいいのでしょう。

私が教室の受験生にアドバイスしていることは、”あせらないこと。まだ一ヶ月もあるわけだから、できることはたくさんあるし、考える時間もある。常にこれしかない・・と思わず、まだこんなにある”・・と思うだけで、だいぶ気持ちは楽になります。(実は私も本番を控えたある日友人に言われた言葉です)

そしてアラ探しばかりしないこと。例えばピアノならば演奏を毎日のように録音して”あそこもここもまだ出来てない・・”なんて自分にダメ出しし過ぎて自分を追い込まないこと。

弾くだけでなく、楽譜を良く見ながら、音楽のイメージを膨らませながら、頭の中で演奏してみましょう。楽譜を見ずに、頭の中で楽譜を思い浮かべてみましょう。特に頭の中で音楽を再生することは、とても大切な作業です。自分の音楽を冷静に客観的に見直すことで、新しい発見があるかもしれません。曲に対する新鮮な気持ちも持てるように思います。

我が生徒2人も受験前に最後の追い込みです。演奏より学科のほうが気になっているようですが、続きは次回・・。

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2012年1月14日 (土)

ドビュッシー生誕150年

2012年はフランスの作曲家ドビュッシーの生誕150年のメモリアルイヤーです。

昨日川崎のMUZA音楽サロンで”トークと演奏でつづるドビュッシーの生涯”に行きました。

1曲目は青柳いづみこさんのピアノで初期のピアノ作品”アラベスク1番”・・子供の頃ドイツ音楽とはまったく違う不思議な和音の響きとその移り変わりの美しさにゾクゾクして憧れた曲です・・、。

マラルメの詩”牧神の午後”に隠されていた官能的な面を引き出し、音楽で表現した、”牧神の午後への前奏曲”・・傑作にもかかわらず当時たった200フランの作曲料だったそうです。これはハイフェッツ編曲版でヴァイオリンの大谷康子さんとのデュオでの演奏。

後半は、オペラ”ペレアスとメリザンド”のお話に始まり、ピアノ作品の傑作”前奏曲集第1巻”からデルフィーの舞姫(ギリシャ)、アナカプリの丘(イタリア・カプリ島)等、訪ねたことのない地を創造で作曲した作品紹介。最後は、ドビュッシーの唯一のヴァイオリン作品のソナタ・全楽章の演奏でしたが、これがとても素晴らしかった。大谷さんのつややかな音、ピアニストとの感性のやり取り、アンサンブルの面白さが存分に伝わり、演奏者・聴衆とも気持ちの通じ合う時を共有した一時でした。

大人の演奏にすっかり触発され、ピアノ譜を取り出し、ヴァイオリンの友人と早速演奏の約束までしてしまいました。

映像や前奏曲集、版画等、フランスで勉強したい・演奏したい思いに駆られて、フランス留学し始めた事を思い起こし、今年は大人の音でドビューシーに再接近したいと思います。

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